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中央大学法修会研究室 創立70周年記念  

OB・OGの声

法修会の想い出   宮崎 治子(8期) 


1.昭和37
(1 9 6 2年)大学3年秋入室(8期)
 部屋に入ったら、いきなり出てきた男性から、私はあなたを女性とは認めないから?女性と思わないからといわれた。
 何のことか全くわからなかったが、後で、女性をはじめて入室させるにあたって、議論があったとわかった。
 しかし、入室後は全員自然な対応であり全くそのようなことはなかった。

2.部屋は、大学本部があった御茶ノ水ではなく、水道橋にあった校舎の脇にあった。
 掘っ建て小屋のような建物で、隣に秀朋会研究室があった。


3.自分の机と椅子が与えられ、自分の好きな時間に来て好きな時間に帰るということが出来てうれしかった。
 司法試験に一桁の番号で受かった山田先輩から数人で商法の講義をしていただいた。疑問点や考え方は先輩に聞いたりした。また先輩や同室者(先輩の
平谷さん、冨村さん、中西さん、松林さん、入室同期寺尾さん、柏谷さん、9期の宍戸さんら)のディスカッションを黙って聞いていて学んだ。室員の方々のお陰で理解が深まっていったと思う。
 
また、先輩である人格者の青山氏(1期)が室員の受験勉強や生活上のストレスなどの、室員の融和に努めていて下さって、室員は合格という一つの目的に集中し勉強できていた。

4.私は、先輩や同室者が次々に司法試験に合格するのを見て、勉強を続けていけば司法試験合格も夢ではないと思えるようになった。

5.このような環境のおかげで昭和40年に合格できた。司法修習のクラスでは20期7組で同室の杉島さん、宍戸さんと同じクラスであった。
 法修会研究室に入室できたお陰で試験に合格でき、その後の長い弁護士生活が続けられ、そして現在の生活があることを思うと、心から有難いと思い感謝に絶えません。

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